「6月議会質問報告①」

岡山県消防防災ヘリコプター「きび」です。
消火バケットによる訓練の為、奥津湖に向けて
岡山桃太郎空港を飛び立ちました。
6月議会質問報告①
岡山県では「きび」の他、県警ヘリ「わしゅう」、岡山市消防ヘリ「ももたろう」の3機が連携協力しながら災害対応にあたっています。
このうち2機がハザードマップ上、南海トラフ地震による津波浸水が想定され、液状化の危険性が高い岡南飛行場に基地を置いています。
災害時には迅速で円滑な出動が求められる中、県全体のヘリ運用について危機管理体制上どう評価しているか問いました。
「立地や気象条件の異なる飛行場を拠点としている現在の体制は、3機のヘリが同時に活動できなくなるリスクを軽減できると考える」との知事答弁でした。
確かに基地を分散することで同時被災のリスクは軽減できます。しかし、本県が備えるべき最大級の災害は南海トラフ巨大地震とそれに伴う津波であり、3機のヘリコプターによる機動的な対応が求められる中、岡南飛行場に2機のベース基地を設置する合理的理由は乏しいと考えます。
質問にあたり、岡南飛行場も視察しました。県警航空隊長、岡山市消防ヘリ隊長に津波時の対応を伺ったところ、岡山桃太郎空港若しくは高松空港に退避する。間に合わない場合には格納庫内に吊り上げるとのことでした。
答弁にあるヘリコプターの同時被災リスク軽減の観点からもベース基地は岡山桃太郎に立地することが妥当と考えます。
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